ポケットコイルとボンネルコイルマットレスの違い【どっちを選べばいい?】

「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」がスプリングマットレスとして一緒に紹介されることが多くてどちらを選んだら良いか迷いますよね。

このページでは、ポケットコイルとボンネルコイルの違いを、構造・寝心地・通気性・耐久性・重さ・音を比較して解説していきます。

どっちを選べばよいかまで分かるので、解説図とともに勉強していきましょう。

この記事を書いた人
みんかつ

2018年から寝具メディア最大級の「みんかつ」を運営。50個のマットレス・30個の枕を収集し、2023年から人気ブランドを比較できるマットレス・枕体験ショールーム(池袋)を運営。寝具YouTuber最大級1万人登録者を誇るチャンネルを運営し「おすすめマットレスランキング」は100万再生を突破。LINE@では月間100人以上の寝具相談に対応。実際に購入・使用した経験、ショールームでのお客様の身体情報と好みの傾向を踏まえたうえで、分析して執筆しています。

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ポケットコイルとボンネルコイルの比較

ポケットコイルとボンネルコイルの比較

ポケットコイルとボンネルコイルは、スプリングを使用している共通点がありますが、スプリングの構造に違いがあります

ここでは「構造」の違いと、そこから生まれる「寝心地」「通気性」「耐久性」の違いまでをポケットコイル・ボンネルコイルで比較します。

構造の違いを比較

構造の違いを比較

構造の大きな違いは、ポケットコイルが1つ1つコイルが独立しているのに対して、ボンネルコイルはコイル同士が連結されているところです。

またマットレスの中身を開けた時には、ポケットコイルのコイルは1つ1つ不織布で包まれていますが、ボンネルコイルはそのままむき出しになっています。

ボンネルコイルは安い価格帯のものしかなく、ボンネルコイル同士でのコイル数に違いはありませんが、ポケットコイルは安いものから高級なものまであり、高級なものだとコイル数が2倍近く入っています

ポケットコイル・ボンネルコイルの構造の違い

ポケットコイル ボンネルコイル
  • コイルが独立
  • コイル1つ1つが反応
  • 点で支える働き
  • コイルが1つずつ布に包まれてる
  • 通常コイル数 500個~600個
  • 多くてコイル数1,000個
  • 価格帯:3万円〜20万円
  • コイルが連結
  • 周囲のコイル同士が連動して反応
  • 面で支える働き
  • コイルは布に包まれていない
  • 通常コイル数 300個~400個
  • 多くてコイル数500個
  • 価格帯:1万円~3万円

寝心地の違いを比較

寝心地の違いを比較

コイルが独立しているか、連結しているかによって寝心地も変わります。

ポケットコイルは押された1つ1つのコイルが反応するのに対して、ボンネルコイルはマットレス全体が反応して沈みます。

ポケットコイル・ボンネルコイルの寝心地の違い

イメージとしては、ポケットコイルが点で支える働き、ボンネルコイルが面で支える働きです。

人が寝たときの感触は、ポケットコイルマットレスのほうが寝心地良く感じます

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 体圧分散高い
  • 点で支える働き
  • 硬め〜柔らかめまで幅広い
  • 体圧分散低い
  • 面で支える働き
  • 硬めがほとんど

通気性の違いを比較

通気性の違いを比較

通気性を比較するとボンネルコイルのほうが良いです。

ポケットコイルはコイルが袋に包まれているので通気性が少し落ち、ボンネルコイルは袋などなにも包まれていないので通気性が高くなっています。

ポケットコイル・ボンネルコイルの違い見た目

とはいえ、ポケットコイルの通気性はカビが生えやすい・ダニが繁殖しやすいといった問題を引き起こすほどではありません。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 通気性は普通
  • コイルが布に包まれているため
  • 通気性が高い
  • コイルが布に包まれていないため

耐久性の違いを比較|長持ちするのはどっち

耐久性の違いを比較|長持ちするのはどっち

ポケットコイルが点で支えるということは、マットレス自体は一部のコイルだけに負担がかかり続けることになります。一方ボンネルコイルは連結している分、コイルにかかる負担を分散しています。

耐久性を比較するのは難しいですが、同じ3万円のマットレスなら、ポケットコイルよりボンネルコイルのほうが長持ちします。

ポケットコイル・ボンネルコイルの耐久性比較

ただし、ボンネルコイルは製品の幅が狭く、ポケットコイルは高級だとスプリングの品質が高く、値段の分耐久性が上がります。

安物同士ならボンネルコイルですが、お金をかければポケットコイルのほうが寿命は長いです。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 耐久性が高い
  • 負担がコイル1つずつに集中
  • 耐久性がかなり高い
  • 負担がコイル数個に分散

重さの違いを比較

重さの違いを比較

同じ価格帯だとポケットコイルとボンネルコイルの重さはほぼ同じです。中のコイル数がそんなに変わらないからです。

ボンネルコイルマットレスは、品質の幅が狭いのでコイル数もそんなに増えることなく重さの幅も狭くなっています。ポケットコイルは種類が豊富なので、コイル数が多いと1,000個もあるので、その分重さにもつながっていきます。

ポケットコイル・ボンネルコイルの重さの違い

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 重い〜かなり重い
  • 15kg~50kg
  • コイル数が多いと重くなる
  • 重い
  • 15kg~30kg
  • 種類でコイル数はあまり変わらない

音の違いを比較

音の違いを比較

音の違いを比較すると、ポケットコイルマットレスはコイル同士が擦れることがないので寝返りを売っても静かです。一方ボンネルコイルはコイルが連結しているため、コイルがミシミシ音がする場合があります。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 音は静か
  • コイルが独立しているため
  • 音がミシミシする場合がある
  • コイル同士が連結しているため

価格・コストの違いを比較

価格・コストの違いを比較

マットレスの価格差は、製造工程のちがいから生まれます。
予算を重視するならボンネルコイル、寝心地に投資するならポケットコイルが正解です。
どちらが「正しい」ではなく、自分の優先事項で選ぶのがコツです。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • コイル1つずつを袋に包む工程があり、手間がかかる分、価格は高め
  • 体圧分散・寝心地に優れ、コストに見合った価値を実感しやすい
  • 寝心地を重視し、予算に余裕がある方に向いている
  • コイルを連結させたシンプルな構造で製造コストが低く、価格は安め
  • コストパフォーマンス重視の方や、サブ用・子ども用として選ばれやすい
  • マットレスをまず試してみたい方の入門としても最適

寿命・買い替え時期の違いを比較

寿命・買い替え時期の違いを比較

マットレスの寿命は、体重・使い方・日々のお手入れ頻度によって大きく変わります。
一般的には、ポケットコイルの方がへたりにくく長持ちしやすいと言われています。
どちらも定期的なローテーションを続けることで、寿命を延ばすことができます。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 独立したコイルが体重を均等に分散し、特定箇所への集中的なへたりが起きにくい
  • 長く使えると言われることが多く、買い替えサイクルを延ばしやすい
  • 上下・裏表のローテーションでさらに長持ちする
  • 連結コイルに体重の負荷が集中しやすく、へたりがやや早めと言われる傾向がある
  • 買い替えサイクルはポケットコイルより短めと言われることも
  • こまめなローテーションで少しでも長持ちさせることが大切

体圧分散性の違いを比較

体圧分散性の違いを比較

体圧分散とは、体の重みを面全体に均等に逃がす性能のことです。
腰や肩に負担を感じやすい方にとって、この性能のちがいは睡眠の質に直結します。
腰痛・肩こりが気になる方には、体圧分散に優れたポケットコイルを強くおすすめします。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 独立コイルが体の凹凸に沿って沈み込み、「点で支える」感覚
  • 腰・肩・背中への圧力が分散し、一点への集中を防ぎやすい
  • 横向き寝でも肩が自然に沈み込み、寝姿勢が整いやすい
  • 連結コイルが体を「面で支える」硬めの寝心地
  • 腰や出っ張った部位に圧が集中しやすく、長時間で負担を感じることがある
  • しっかりとした硬さが好みの方・うつぶせ寝が多い方には向いている

二人で寝るときの振動の伝わりやすさを比較

二人で寝るときの振動の伝わりやすさを比較

カップルや夫婦でマットレスを共有するとき、寝返りの振動が相手に伝わると互いの眠りを妨げてしまいます。
二人で使うマットレスには、振動が伝わりにくいポケットコイルを選ぶのがおすすめです。
就寝・起床の時間がちがうカップルほど、この差を大きく実感できます。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • コイルが独立しているため、隣で寝返りを打っても振動が広がりにくい
  • パートナーの動きに気づかず安眠しやすい
  • 二人寝・夫婦共用・就寝時間がちがうカップルに最適
  • コイルが連結しているため、一方が動くと振動がマットレス全体に広がりやすい
  • 寝返りのたびにパートナーの動きを感じる場合がある
  • 一人で使う場合や、動きが少ない方どうしで共有する場合に向いている

お手入れ・カビ対策の違いを比較

お手入れ・カビ対策の違いを比較

コイルマットレスのお手入れは、基本的にどちらも共通です。
湿気やカビを防ぐには、すのこやベッドフレームを使い、定期的に陰干しするのが基本です。
上下・裏表のローテーションと除湿シートの活用も、長く清潔に使うための鉄則です。

ポケットコイル ボンネルコイル
  • 独立コイルの隙間に湿気がこもりやすい場合もあるため、通気を意識したお手入れが大切
  • すのこ・ベッドフレームの使用で床への湿気の移動を防ぐ
  • 陰干し・ローテーション・除湿シート併用で長期間清潔を保てる
  • 連結構造のため通気性はやや高い傾向があると言われている
  • それでも湿気・カビ対策は欠かせず、基本のお手入れはポケットコイルと共通
  • すのこ・陰干し・ローテーションで長持ちさせることが大切

ポケットコイルとボンネルコイルはどっちがおすすめか

ポケットコイルとボンネルコイルはどっちがおすすめか

結局のところ「ポケットコイル」と「ボンネルコイル」はどちらがおすすめなのかというと、断然「ポケットコイル」です。

ポケットコイルは値段が少し高めなだけで、ボンネルコイルよりも寝心地の各項目が高い評価になります。

比較 ポケットコイル ボンネルコイル
値段
普通〜高い

安い
体圧分散
高い

低い
寝返り
しやすい

しやすい
通気性
高い

高い
耐久性
普通〜高い

ふつう

おすすめポケットコイルマットレス
おすすめボンネルコイルマットレス

腰痛対策ならどっち

腰痛対策ならどっち

腰痛対策したい人なら腰の沈み込みに気をつければポケットコイルでも、ボンネルコイルでも両方大丈夫です。ボンネルコイルは硬めで沈み込みがないので、どの種類でも寝やすいですが、ポケットコイルの場合は硬め〜柔らかめまで幅広く硬さの種類があるので、選ぶときは硬めを慎重に選びましょう。(→腰痛対策におすすめのマットレス

肩こり対策ならどっち

肩こり対策ならどっち

肩こりの場合はボンネルコイルを選ばず、ポケットコイルを選びましょう。肩こりの場合、特に横向きの姿勢になったときに、肩の負担を分散させることが大切なため、適度に沈むポケットコイルがおすすめです。(→肩こり対策におすすめのマットレス

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ポケットコイルとボンネルコイルの見分け方

ポケットコイルとボンネルコイルの見分け方

パット見はポケットコイルとボンネルコイルは同じです。

通常なら製品表示タグに「ポケットコイル」「ボンネルコイル」と記載されているので、どちらか分かると思いますが、ホテルで使うときなどはシーツが被せられていて分からないこともあります。

そんなときの見分け方は次の見分け方をしてみてください。

見分け方 ポケットコイル ボンネルコイル
見た目 同じ
押した時 その部分だけ大きく沈む 全体的に沈む
静か ミシミシ音がする

ちなみに、ホテルやショールームなどで展示されているマットレスは、だいたいポケットコイルです。

睡眠負債シミュレーター
平均睡眠時間と月収を選択すると、年間に発生する労働・医療・事故コストを試算します。

※ 仮定 / 前提条件
・推奨睡眠時間 7 h を下回る分を睡眠負債として計算。
・負債 0.5–1 h で 0.6 %、>4 h で 4.7 % の生産性低下 (RAND Europe 2017 & Rosekind 2010)。
・医療費:Patel 2020 より不足 1 h あたり +185,000 円/年。
・事故コスト:AAA 2023 リスク倍率×USDOT 平均事故損失。
・詳細は解説記事を参照。医学的・経済的助言ではありません。

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