✅マットレスの手入れは何をすればいい?
✅手入れに必要なものはある?
このページでは、マットレスのお手入れ方法を、必須のメンテナンスリスト、カビ対策、ダニ対策、汚れ対策、へたり対策の5つに分けて紹介していきます。
マットレスを5年、10年、30年と使い続けたい方は、長く使い続けるための細かなお手入れ方法を実践しましょう。
20万円する高級マットレスも、カビやダニが繁殖すれば1年で使えなくなってしまうので、お手入れには気をつけましょう
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このページでわかること
マットレスに必須のお手入れ
まず最初に紹介するのが、マットレスを購入したら必須のお手入れリストです。
最低限、マットレスの寿命を伸ばすために必要な項目4つを、どれくらいの頻度でやるべきかと合わせて紹介していきます。
- へたる
→ローテーション - カビる
→陰干し - ダニが繁殖する
→掃除機をかける - 汚れる
→カバーやシーツを洗濯
ローテーション(頻度:1ヶ月~2ヶ月ごと)
マットレスを同じ面、同じ向きばかりで使用していると、同じ箇所に圧力がかかるため、特に腰部分がヘタリやすくなります。
ヘタリを防ぐために行うのが「ローテーション」です。
ローテーションは、裏表、前後左右を2ヶ月~3ヶ月の定期的な間隔で入替えます。
ローテーションが必要なマットレスは、ポケットコイル・ボンネルコイル・高反発・低反発それぞれ当てはまります。
ただし、裏表で硬さや素材が違うマットレスの場合は、前後だけ入れ替えましょう。
- 裏表の硬さや素材に違いなし
→2ヶ月に1度、裏表前後を1つずつ入れ替える - 裏表の硬さや素材に違いがある
→1ヶ月に1度、前後を入れ替える
陰干し(頻度:1ヶ月~2ヶ月ごと)
マットレスは下にしている面のほうに湿気が溜まり、敷いたままだと湿気が逃げられずにカビるということがあります。
カビの対策として1ヶ月~2ヶ月に1度はマットレスを風通しの良いところに立てかけて、湿気を逃してあげましょう。
- スプリングマットレスをベッドの上で使用している
基本的に陰干ししなくても大丈夫。湿気の多い部屋なら3ヶ月に1度 - 高反発ウレタンマットレスをベッドの上で使用している
2ヶ月に1回 - 高反発ウレタンマットレスを床に直接敷いて使用している
1ヶ月に1回
掃除機(頻度:月に1度)
マットレスの表面を掃除機でかけます。目に見えないホコリがマットレスに付いていたり、ダニのフンや死骸が溜まってアレルギーの原因になっていたりします。
月に1度の頻度でマットレスに掃除機をかけることで、ホコリやダニのフン・死骸を吸い取ることができます。
※掃除機ではほとんど生きているダニを吸い取ることができないので、この後に紹介する「ダニ対策のマットレスのお手入れ方法」をご覧ください。
カバーやシーツを洗濯(頻度:1~2週間ごと)
人は1回の睡眠にコップ1杯分の汗をかくと言われているほど、知らないうちにカバーやシーツが汗や蒸気を吸湿しています。
マットレスに付けているカバーやシーツは薄めなので、吸湿した汗や蒸気がそのまま放置されると、マットレスにも移ってしまったり、カビの原因にもなります。
理想的には週1~週2に1回の頻度で、カバーやシーツを洗濯しましょう。
カビ対策のマットレスのお手入れ方法
除湿シート(予算3,000円)
マットレスと床、またはマットレスとベッドの間に溜まる湿気を吸い取るアイテムに「除湿シート」があります。
ベッドフレームやすのこマットの使用(予算1万~2万円)
畳やフローリングの床に直接マットレスを敷くと湿気が溜まって、カビが生えやすくなります。その対策の1つとして、ベッドフレームやすのこマットをマットレスの下に敷いて、風の通り道を高める方法があります。
布団乾燥機(予算1万円)
日本の夏の多湿の時期だと、除湿シートやベッドフレームだけでは、そもそも部屋の湿度が高いため、除湿が完璧でない場合があります。
そんなときに完全にマットレス内の除湿を行う方法が布団乾燥機です。
ダニ対策・ホコリやハウスダスト予防のマットレスのお手入れ方法
布団クリーナー(予算5,000円)
布団クリーナーは、布団専用の小型の掃除機です。布団やマットレスの表面についたダニの死骸・フン・ホコリを吸い取ります。1週間から2週間に1度の頻度で行うのがおすすめ。
防ダニシーツ(予算3,000円)
普通のシーツではなく、防ダニ加工がされたシーツを使用することで、ダニをマットレスに寄せ付けさせない対策ができます。
ダニ避けスプレー(予算500円)
ダニ避けスプレーは、月に1度マットレスに吹きかけるだけで、ダニを寄せ付けないよう保護します。
汚れ対策のマットレスのお手入れ方法
もし汚れたら乾いた雑巾で汚れを取り除く
汚れたときには、乾いた雑巾などでポンポンと当てるようにして汚れを取り除きましょう。このときに、こすると汚れの範囲が広がるので注意が必要です。
防水プロテクター(予算3,000円)
防水プロテクターは、液体が染みるのを防ぐアイテムです。シーツやカバーだけでは防ぎきれない汚れもシャットアウトします。
敷きパッドを使用する(予算3,000円)
マットレスを保護するのカバーやシーツは薄めなので、少し厚みのある敷きパッドを敷くことで、より汚れがマットレスに移るのを防ぎます。また、敷きパッドは肌触りも良くなるので、快適に眠れます。
ヘタリ対策のマットレスのお手入れ方法
マットレストッパーを使用する(予算2万~3万円)
マットレストッパーとは、敷布団やマットレスの上に敷いて寝心地を高める、厚さ3cm~5cm程度の薄めのマットレスです。マットレストッパーを使用することで、マットレス本体への負担が小さくなるので、ヘタリの対策につながります。
ベッドパッドを使用する(予算5,000~1万円)
ベッドパッドは、マットレストッパーよりも薄いクッション性のある寝具で、敷きパッドのように汚れ防止としても役立ちます。
お手入れが簡単なマットレスの種類
マットレスのお手入れは面倒だと感じる人は多いです。普通のマットレスは大きくて重いですからね。
でも中には手入れが楽なマットレスの種類もあります。
- 湿気が溜まりにくい・通気性が高い
- 重くない
これらの条件を満たすマットレスの種類が「高反発ファイバー素材マットレス」です。ファイバー素材は、ポリエステルの繊維を絡ませたような作りで、通気性が高く、もし汚れても洗える特徴があります。
ファイバーマットレスだとクッション性が低いので、寝心地も考慮して選ぶのなら、高反発マットレスがおすすめです。ポケットコイルやボンネルコイルといったスプリング系マットレスは、どうしても重量があるので、手入れの面倒さがありますね。
マットレスのよくある間違った手入れ方法
天日干しをする
敷布団はベランダで天日干しして、布団叩きでパンパン叩かれているイメージがあるせいで、マットレスの手入れで天日干しをしようとする方がいますが、天日干しは間違いです。
綿素材の敷布団とは違い、高反発や低反発マットレスはウレタンという化学物質でできています。このウレタンは紫外線に長時間さらされると、変色や変形を起こすことがあるため、直射日光や紫外線が当たらないように注意しましょう。
ボンネルコイルやポケットコイルのようなスプリングマットレスも、詰め物(表面のクッション部分)にウレタン素材を使っていることがほとんどなため、天日干しはNGです。
汚れたときに洗う
敷布団は綿素材なので水で洗えますが、マットレスはウレタン素材やスプリング素材なので、水で濡らすとウレタンは変形したり、スプリングはサビたりします。また、乾きにくくてカビが生えたりもします。
あなたの体型に合ったマットレスをAIが分析します。
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