マットレスの寿命は何年?高反発とスプリングの耐久性の調べ方

コイルやウレタン製のマットレスは、バネが飛び出たり、ヘタったりするイメージがあり、耐久性や寿命が気になるところです。

実際には、耐久性は製品表示から確認でき、きちんと選ぶことで、8年や10年以上、買ったときと同じ寝心地を維持できます。

このページでは、マットレスの耐久性を各種類にわけて解説し、最後に耐久性とコスパの観点から筆者がおすすめしたいマットレスを紹介します

マットレス選ぶで失敗したくない方は、マットレスの購入前にぜひ目を通してみてください。

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この記事を書いた人
みんかつ
マットレス・枕レビューブログ

みんかつ運営者。実際に寝具を企画・販売しているプロの目線で、寝具を正直な感想でぶっちゃけレビューしています。家にマットレスが30個以上。置く場所がもうありません。寝具選びはぜひご相談ください。

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マットレスの耐久性(寿命)の調べ方

マットレスには大きく「ウレタン製」「スプリング製」の2種類があります。

構造や素材が全くことなるので、マットレスの耐久性を確認していくためには、それぞれに分けて見ていく必要があります。

もしお使いのマットレス、購入を考えているマットレスがある場合には、製品表示を用意して、詳細を見ていきましょう。

ウレタンマットレスの耐久性(寿命)

ウレタン・ラテックス素材を押してみた

ウレタンマットレスとは、クッション材にウレタン素材を5cm以上使用してる寝具のことです。

「高反発マットレス」「低反発マットレス」と呼ばれているマットレスが、「ウレタンマットレス」に含まれます。

ウレタンマットレスの製品表示には、復元率または密度が表示されていて、どちらかを見ることで、およその耐久年数を知ることができます。

ウレタンフォームマットレスの耐久性は復元率と密度(画像:ウレタンフォームマットレス|消費者庁

①復元率

復元率とは、何度も圧縮して押しつぶしたときに、どれだけ戻るかを示した割合です。復元率は100%に近いほど、耐久性が高いことを意味します。

②密度

密度とは、クッション材のウレタンの密度D(kg/m3)を表した値です。密度は高ければ高いほど、耐久性が強いことを表します。

ウレタンマットレスの復元率または密度と、耐久年数との目安の関係は次のようになります。

「密度が30D」以上、「復元率が95%」以上を目安にウレタンマットレスを選ぶことをおすすめします。

耐久年数 密度 復元率
数ヶ月~1年 10~20D 80%以上
1~3年 20~25D 90%以上
3~10年 30~35D 95%以上
10~30年 40~55D 99%以上

スプリングマットレスの耐久性(寿命)

ポケットコイルの内部構造

スプリングマットレスとは、クッション材としてスプリングを使用しているマットレスのことです。

「ボンネルコイル」「ポケットコイル」と呼ばれるマットレスは、このスプリングマットレスに含まれます。

ベッドマットレスとしてよく使用されるのが「スプリングマットレス」です。

スプリングマットレスの耐久性品質表示(画像:【旧】スプリングマットレス|消費者庁

①線材の種類

SWRH:硬鋼線
SWRS:ピアノ線

②線材の炭素含有量

数値が高いほど硬度が高い

③線材のマンガン含有量

A:少ない=耐久性低い
B:多い =耐久性高い

④線材の引張強度

硬鋼線(SWRH):(弱)A→B→C(強)
ピアノ線(SWRS):(弱)V→B→A(強)

スプリングマットレスの耐久度の見方を具体的に解説します。大きく、2つの線材に分けて耐久性を確認します。

線材が「硬鋼線(SWRH)」の場合は、②線材の炭素含有量が「72以上」、③線材のマンガン含有量が「B」を目安にすると、5~8年以上は快適にマットレスを使用できるのでおすすめです。

線材が「ピアノ線(SWRS)」の場合は、ピアノ線自体がかなり丈夫な素材なので、10年以上は耐久性があると考えていただけて問題ありません。

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