マットレスの正しい使い方|ベッドや床に敷くとき、敷布団と重ねるときの注意点

✅マットレスの正しい使い方は?
✅床に直接敷いていいの?
✅敷布団と重ねるときどっちが上?下?

これまで敷布団を使用していて初めてマットレスを購入した方で、マットレスの使い方を間違えていて、寝心地が悪くなっている方が中にはいます。

このページでは、マットレスの正しい使い方から、よく使い方を間違える注意点を解説していきます。

カツミン

マットレス歴10年でも使い方を間違えている人もいるので、ご使用前にご注意ください。

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この記事を書いた人
みんかつ
マットレス・枕レビューブログ

みんかつ運営者。実際に寝具を企画・販売しているプロの目線で、寝具を正直な感想でぶっちゃけレビューしています。家にマットレスが30個以上。置く場所がもうありません。寝具選びはぜひご相談ください。

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マットレスの正しい使い方

マットレスの使い方は大きく3つに別れています。

ベッドの上で使う 床に直接敷く 寝具に重ねる
厚み15cm以上
※15cm以下でも使用可
厚み6cm~15cm 厚み3cm~6cm
5万円~15万円 3万円~6万円 2万円~3万円
  • ベッドフレーム(1万円~3万円)を買う必要あり
  • カビ対策を気にする必要あり
  • 今お使いのマットレスか敷布団の上に重ねる
  • 現在の寝具の処分不要

それぞれの使い方にいて詳しく解説していきます。

使い方①ベッドの上で使う

ベッドマットレス

ベッドフレームをお持ちの人であれば、マットレスをベッドの上に置く使い方が一般的です。

ベッドの上で使うメリット

  • 高さがあるから朝立ち上がりやすい
  • マットレスの通気性が高くなる・湿気対策になる
  • 片付けずにそのままで大丈夫

もしまだベッドフレームをお持ちでない方で、ベッドフレームの購入を検討している方は「ベッドフレームおすすめ」の記事をご覧ください。

使い方②畳やフローリングの床で使う ※厚さ15cm未満の薄型の場合

マットレス

ベッドフレームをお持ちでない方で、購入も検討していない方は、畳やフローリングの床に直接マットレスを敷く使い方をします。

床に直接敷くメリット

  • 朝起きて片付けると部屋を広々と使える
  • 薄型のマットレスであれば折り畳んで収納できる
  • 1万円~2万円かかるベッドの費用が不要

直接敷くと湿気でカビるということがよくあるので、対策として「すのこマット」を使用したり、「除湿シート」を使用したりします。

また、マットレスの厚さが15cm以上なら、床に直接敷くと通気性が悪くなり、カビやすくなるので、ベッドの上で使うのをおすすめします。

使い方③マットレスや敷布団の上に重ねる ※厚さ6cm未満の場合

マットレストッパー

マットレストッパーと呼ばれるものの場合は、それ1枚だけで寝るのではなく、現在お使いの敷布団やマットレスの上に重ねて使用します。

寝具に重ねるメリット

  • 新しいマットレスを買い替えずに済む
  • 現在の寝具の処分が不要
  • 買い換えるよりコストは安い

購入した商品がマットレストッパーの場合は、商品説明欄に「トッパー」「オーバーレイ」「パッド」のいづれかの表記がされています。

マットレスを長持ちさせる使い方

マットレスが使えなくなって捨てる原因になるのが次の3つ。それぞれは普段の使い方次第で対策ができます。

マットレスが使えなくなる原因と対策

  • ヘタって使えなくなる
    • 対策:ローテーションする
  • カビて使えなくなる
    • 対策1:陰干し
    • 対策2:布団乾燥機
  • 汚れて使えなくなる
    • 対策:カバーやシーツの洗濯

それぞれの対策を解説していきます。

ヘタリ対策:ローテーションする(頻度:2ヶ月~3ヶ月に1度)

マットレスとベッドの組立作業

マットレスを同じ面、同じ向きばかりで使用していると、同じ箇所に圧力がかかるため、特に腰部分がヘタリやすくなります。

ヘタリを防ぐために行うのが「ローテーション」です。

ローテーションは、裏表、前後左右を2ヶ月~3ヶ月の定期的な間隔で入替えます。

ローテーションが必要なマットレスは、ポケットコイル・ボンネルコイル・高反発・低反発それぞれ当てはまります。

ただし、裏表で硬さや素材が違うマットレスの場合は、前後だけ入れ替えましょう。

ローテーション頻度

  • 裏表の硬さや素材に違いなし
    →2ヶ月に1度、裏表前後を1つずつ入れ替える
  • 裏表の硬さや素材に違いがある
    →1ヶ月に1度、前後を入れ替える

カビ対策:立て掛けて陰干しする(頻度:1ヶ月~2ヶ月に1回)

マットレスは下にしている面のほうに湿気が溜まり、敷いたままだと湿気が逃げられずにカビるということがあります。

カビの対策として1ヶ月~2ヶ月に1度はマットレスを風通しの良いところに立てかけて、湿気を逃してあげましょう。

陰干し頻度

  • マットレスをベッドの上で使用している
    • 2ヶ月に1回
  • マットレスを床に直接敷いて使用している
    • 1ヶ月に1回

カビ対策:布団乾燥機で湿気を除去(頻度:週1~週2に1回)

普段なら先程の陰干しだけでカビ対策は十分ですが、日本の夏の時期や、地域やお部屋の場所によっては多湿になる場合があり、陰干しだけではなかなか乾燥できない場合があります。

そんなときに、布団乾燥機の使用がおすすめです。

布団乾燥機の頻度

  • 夏の時期・多湿の部屋
    • 週1~週2に1回
  • 夏以外・湿気がそんなにない部屋
    • 月に1回

汚れ対策:カバーやシーツを洗濯する(頻度:週1~週2に1回)

マットレスのカバーを外す

人は1回の睡眠にコップ1杯分の汗をかくと言われているほど、知らないうちにカバーやシーツが汗や蒸気を吸湿しています。

マットレスに付けているカバーやシーツは薄めなので、吸湿した汗や蒸気がそのまま放置されると、マットレスにも移ってしまったり、カビの原因にもなります。

理想的には週1~週2に1回の頻度で、カバーやシーツを洗濯しましょう。

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マットレスの使い方の注意点

その他、マットレスの使い方でよくある質問と注意点をまとめます。

敷布団と重ねる場合はどっちが上?下?

よくある間違いですが、敷布団とマットレスを重ねるなら、敷布団が下でマットレスが上です。

ちなみに、最初から重ねる必要はなく、もしマットレスを購入して、マットレス1枚だけで寝てみたときに底付き感があった場合にだけ、敷布団を下に敷くようにしましょう。

マットレスは1枚だけで寝ることを想定して構造や素材が設計されているので、本来ならマットレス1枚だけでの使用がベストです。

  • 基本的にマットレスが上、敷布団が下
  • マットレス1枚で十分なら敷布団は不要
  • マットレスがかなり硬めの場合のみ、敷布団が上、マットレスが下で良い

マットレスの2枚重ねの場合の順番

マットレスを2枚重ねるという方も中にはいます。寝具の基本は、柔らかめが上、硬めが下です。所有しているマットレスの硬さを確かめて重ねてみましょう。

シーツ・パッド・トッパーとの順番

マットレス・シーツ・パッド・トッパーがある場合、重ねる順番を間違える方も多いです。正しくは上から順に次の通り。

重ね順 寝具 目的
1 敷きパッド 肌触り・汚れ防止
2 シーツ 汚れ防止
3 ベッドパッド 湿気対策・寝心地向上
4 マットレストッパー 寝心地向上
5 マットレス 寝心地の土台

※背景黄色以外の寝具は必須ではありません

天日干しはしない

マットレスを長持ちさせる使い方で陰干しを紹介したように、天日干しはしてはいけません。敷布団をもともと使っていた方が勘違いして天日干しをしてしまい、マットレスが変色したり、変形したりする事例もあるので注意しましょう。

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