高反発と低反発マットレスの違い【メリットvsデメリット比較】

✅低反発より高反発が良いってホント?
✅そもそも違いが分からない

マットレスを調べると「高反発」「低反発」と記載されていて、違いが何なのか、どう選べばよいかわからないですよね。

このページでは、高反発マットレスと低反発マットレスの違いから、それぞれのメリット・デメリット、合う人・合わない人まで、どちらを購入すべきかが分かるよう解説していきます。

なんとなくで購入すると失敗するので、購入前にご確認ください。

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この記事を書いた人
みんかつ
マットレス・枕レビューブログ

みんかつ運営者。実際に寝具を企画・販売しているプロの目線で、寝具を正直な感想でぶっちゃけレビューしています。家にマットレスが30個以上。置く場所がもうありません。寝具選びはぜひご相談ください。

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高反発マットレスと低反発マットレスの違い

ウレタン・ラテックス素材を押してみた

高反発と低反発の違いは、高反発が硬めでしっかり体を支えるのに対して、低反発はソフトで沈み込みやすいという特徴の違いがあります。

高反発 低反発
高反発ウレタン解説図 低反発ウレタン解説図
高反発はウレタン素材の硬めで反発力が高く、体を泡で支えるマットレス。→高反発マットレスランキング 低反発はウレタン素材の柔らかめで反発力の小さく、体を泡で包み込むような寝心地のマットレス。→低反発マットレスランキング

より具体的には、反発力(=硬さ)を表すニュートンNという数値で分けられています。

「100ニュートン以上は高反発」です。ただし、これは一般的な区切りで、明確な基準があるわけではありません。

ニュートン ニュートン 寝心地
低反発 40ニュートン かなり柔らかい
60ニュートン 柔らかい
高反発 100ニュートン やや柔らかい
120ニュートン ふつう
140ニュートン やや硬い
170ニュートン 硬い
200ニュートン かなり硬い
300ニュートン 相当硬い

高反発と低反発のメリットvsデメリット比較

低反発ウレタンフォームを押してみた

「高反発」には寝返りがしやすいメリットがある一方、体圧分散は高くないというデメリットがあり、「低反発」には体圧分散が高いメリットがある一方で、寝返りがしづらい・通気性が低いというデメリットがあります。

種類 体 圧 分 散 寝 返 り 耐 久 性 通 気 性 安 さ 軽 さ
ノンコイル
高反発
低反発

高反発・低反発に分けて、さらにメリットとデメリットを解説していきます。

高反発のメリット&デメリット

高反発マットレスの最大のメリットは沈み込みすぎないこと、寝返りがしやすいことです。一方で、反発力が高すぎると腰が浮いてしまい体が痛くなったり、横向きに寝たときに肩が痛くなったりします。

メリット デメリット
  • 寝返りがしやすい
  • 沈み込みすぎない
  • 寝姿勢が綺麗
  • 反発力が高すぎると痛い

低反発のメリット&デメリット

低反発の最大のメリットは「体圧分散が高い」ことです。デメリットは「沈みすぎると寝姿勢が崩れる」「寝返りがしづらい」こと。高反発とは真逆となっています。

メリット デメリット
  • 体圧分散が高い
  • 包まれる寝心地が気持ち良い
  • 沈み込みすぎると寝姿勢が崩れる
  • 寝返りがしづらい
  • 通気性が悪い
  • 熱がこもりやすい
  • 1枚だけだと底付き感がある

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高反発&低反発が向いている人・合わない人

1枚で寝られる同じ厚さの高反発マットレス・低反発マットレスがある場合、特徴を考慮して、それぞれに合う人、合わない人の違いを紹介してきます。

高反発マットレスが向いている人・合わない人

高反発マットレスは腰が沈み込みすぎず、寝返りがしやすいため、腰痛対策したい人から、普通体型〜肥満体型の人に向いています。一方で、痩せ型の人には合いません。

向いている人 合わない人
  • 腰痛対策
  • 普通体型〜肥満体型の人
  • 硬めの寝心地が好みの方
  • 寝返りが多い人
  • 小さな子どもや、赤ちゃん・幼児
  • 柔らかめ好きな人
  • 痩せ型の人

低反発マットレスが向いている人・合わない人

低反発マットレスは沈みやすい特徴があるため、痩せ型の人や、柔らかい寝心地の人におすすめです。一方で、腰痛対策や暑がりの人には合いません。

向いている人 合わない人
  • 痩せ型の人
  • 柔らかい寝心地が好みの人
  • 肩こりの方
  • 腰痛対策
  • 硬めが好きな人
  • 寝返りが多い人
  • 暑がりの人
  • 寝汗をよくかく人

高反発と低反発の使い方の違い

重要な点として、高反発と低反発はそれぞれにメリットとデメリットを持っているため、寝具の使い方として使い分けがされています。

「高反発」は1枚で寝るのに使うのが主流で、「低反発」は寝具に重ねて寝心地を向上させて使うのが主流です。

高反発は1枚で寝るのに使うのが主流

一般的なベッドマットレス

高反発マットレスは、厚さが8cm〜20cmほどのものがほとんどで、それ1枚だけで底付き感なく寝られるようになっています。代表的なブランドは「マニフレックス」「雲のやすらぎプレミアム」「モットン」です。

高反発マットレスおすすめランキング

低反発は寝具に重ねて寝心地を向上させて使うのが主流

マットレストッパーを持ち上げる

だいたいの低反発は厚さが3cm〜5cmとなっていて、1枚で寝るのではなく、他の敷布団やマットレスの上に重ねて寝心地を向上させるために使います。代表的なブランドは「トゥルースリーパー」です。

低反発マットレスおすすめランキング

低反発&高反発の二層構造のマットレスが最近人気

ウレタンマットレスのイメージ画像

最近は低反発と高反発が重なった2層のマットレスも販売されています。上層の低反発で柔らかく体圧分散を高め、下層の高反発でしっかり体を支え、寝返りをサポートするという、両方のメリットを兼ね備えた構造をしています。人気ブランドが「コアラマットレス」「エムリリー優反発」です。

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他の種類のマットレスと比べたときの高反発&低反発

マットレスと言っても、「高反発」「低反発」以外にも「ポケットコイル」「ボンネルコイル」といったものもあります。大きな違いはコイルを使用しているかどうかです。

ポケットコイル ボンネルコイル
ポケットコイル解説図 ボンネルコイル解説図
ポケットコイルは、独立したコイル1つ1つが地面に垂直に並べられた、体を点で支える寝心地良い高級マットレス。→ポケットコイルマットレスランキング ボンネルコイルは、コイル同士で連結して、体を面で支える安い硬めなマットレス。→ボンネルコイルマットレスランキング
高反発 低反発
高反発ウレタン解説図 低反発ウレタン解説図
高反発はウレタン素材の硬めで反発力が高く、体を泡で支えるマットレス。→高反発マットレスランキング 低反発はウレタン素材の柔らかめで反発力の小さく、体を泡で包み込むような寝心地のマットレス。→低反発マットレスランキング
種類 体 圧 分 散 寝 返 り 耐 久 性 通 気 性 安 さ 軽 さ
コイル(スプリング)
ポケットコイル
ボンネルコイル
ノンコイル
高反発
低反発

ボンネルコイルは安いけど寝心地は良くないので置いておくとして、1枚ものとして使用する高反発とポケットコイルを比べると、基本的にポケットコイルのほうが寝心地良く・通気性も良いです。しかし安くても5万円や、ブランドものだと10万円以上するなど、値段は高くなります。

そのため、3万円で購入でき寝心地も良いコスパの良さから高反発マットレスが人気となっています。また日本人に多い腰痛対策にも、高反発マットレスの反発力が合うことも人気の理由のひとつです。

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体重

性別

対策

寝姿勢

使い方

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