✅種類が多すぎて分からない
✅専門用語が意味不明
✅絶対に失敗したくない
このページでは、マットレス販売員が、マットレスの選び方を分かりやすく図解しながら解説します。
全知識を詰め込んでまとめたので、プロレベルの商品の見分け方を身に付けてみてください。
- 評判や人気で選ぶ
- 値段が高い=寝心地が良いと思っている
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このページでわかること
マットレスの硬さの選び方:体重・体型で選ぶ【最重要】
マットレス選びにおいて一番重要なのが【自分に合ったマットレスの硬さ】です。
同じ体重の人でも、体型が異なれば沈み方が変わり、寝心地も変わります。
睡眠に必要な「体圧分散」「綺麗な寝姿勢」「寝返りのしやすさ」をバランスよく高くするために、体型(体重)に合わせて硬さを選びましょう。
硬さを判断するポイント【スルーしてOK】
ウレタンなら「ニュートン(N)」、スプリングなら「ニュートン値」に加えて「線径(mm)」の数値を商品説明で確認します。
- ニュートン:反発力の数値。高いほど硬くなる
- 線径:コイルの線の太さ。太いほど硬くなる
素材の種類 | 項目 | 硬さ目安 |
ウレタン(高反発・低反発) | ニュートンN |
|
スプリング(ポケットコイル・ボンネルコイル) | 線径 |
|
当サイト独自の硬さ表記【ここが重要】
上記で紹介した項目は必ず記載があるわけではなく、複数素材の採用により実際の硬さは商品説明だけではわかりにくくなっています。
そこで当サイトでは、独自の基準によりマットレスの硬さを7段階表記しています。
例
硬 □□■□□□□ 柔
(やや硬め)
硬さ診断&マットレス診断ツール
下記の硬さ診断ツールによって、あなたの体型・体重・睡眠の悩みに合った硬さの目安を算出します。ぜひご利用ください。
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マットレスの素材の種類の選び方:高反発orポケットコイルを選ぶ
マットレスの種類といえば、ウレタン素材の「高反発」「低反発」、スプリング素材の「ポケットコイル」「ボンネルコイル」の4つに大きく別れます。
結局のところ、睡眠に重要なのは「マットレスの種類」ではなく「自分に合ったマットレスの硬さ」です。
最終的に種類としてはポケットコイルが一番寝心地が優れていますが、価格帯によって選べる硬さに幅が変わるので、予算8万円なら「高反発」、予算8万円以上なら「ポケットコイル」を選ぶのがおすすめ。
ウレタン(低反発・高反発)
ウレタン素材のマットレスは、スポンジのような密着感・反発力があるのが特長。
種類には「高反発」「低反発」があり、2つを組み合わせたマットレスも最近多い。
- 高反発ウレタン
- 反発力が高く寝返りしやすい
- 低反発ウレタン
- じんわり沈み、体圧分散が高い
- 高反発&低反発の2層
- 2つの良いとこどり
スプリング(ポケットコイル・ボンネルコイル)
スプリング系マットレスは、空洞部分が多いため通気性が高く、スプリングなので耐久性が高いのが特長。構造はスプリングのみではなく、表層のクッション層にはウレタンを使用することが多い
種類は「ポケットコイル」「ボンネルコイル」の2つがあります。
- ポケットコイル
- コイルが1つずつ独立
- 体圧分散高い
- ボンネルコイル
- コイルがつながってる
- 体圧分散低い
- 連続スプリング
- ボンネルコイルの一種だが全く寝心地が異なる
- 連結部分が可動できるので体圧分散も高い
合成樹脂・合成繊維(高通気ファイバー)
細長くしたプラスチックのような素材を絡めて立体的にしたのが「ファイバー系」マットレス。エアウィーヴが有名の素材です。
- 通気性が高い
- 水で丸洗いできて清潔
種類 | 有名ブランド |
合成樹脂(ポリエチレン) | |
合成繊維(ポリエーテルエステル系) |
マットレスの厚さの選び方:使い方で選ぶ
めちゃくちゃ厚みのあるマットレスや、薄型のマットレスがあり、比較するのが難しいと感じるかたもいらっしゃるかもしれません。
マットレスの使い方に合わせて、「通気性」「底付き感」で厚さを選びます。
マットレス1枚のみで寝る場合は底付き感がないように「8cm以上」、現在お使いの敷布団やマットレスの上に重ねる場合は「3cm〜5cm」を選びましょう。
使い方 | 厚さ | 理由 |
ベッドフレームの上で使用 | 8cm〜30cm | 厚みがあってもベッドフレームによる通気性で大丈夫 |
床に直接敷く | 8cm〜10cm | 底付き感ない・湿気を逃しやすい・手入れしやすい |
他の寝具の上に重ねる | 3cm〜5cm | 現在の寝具の寝心地を向上 |
ベッドフレームに敷く場合:8cm~30cm
ベッドフレームの床板(マットレスを置くところ)がすのこ状のような通気性が高いタイプなら、厚みのあるマットレスを使用して大丈夫。通気性が考慮されていないただの板状になっている場合は、8cm〜15cm程度の厚さにとどめましょう。
床に直接敷く場合(直置き):8cm~10cm
床に直接敷く場合は、マットレスに湿気がたまりやすいので、湿気が逃げやすく、かつ底付き感ないように、8cm〜10cm程度の厚さを選びましょう。
他の寝具(敷布団)の上に敷く場合(マットレストッパー):3cm〜5cm
現在使用している敷布団やマットレスの上に重ねるものを「マットレストッパー」と呼びます。現在の寝具の寝心地を向上させる目的なので、3cm〜5cm程度の厚さを選びましょう。
マットレスのサイズの選び方
マットレスのサイズは、基本的に、1人で寝るならシングル、2人で寝るならダブルです。お部屋の広さや、寝相の悪さ、家族の状況に応じて他のサイズを選びます。
一人で寝る場合:セミシングル・シングル・セミダブル
二人夫婦で寝る場合:ダブル・クイーン
三人親子で寝る場合:クイーン・キング
睡眠の悩み・ニーズごとの選び方
普通のマットレスは何もない「フラット」な構造ですが、種類によっては「2層構造」「凹凸構造」「ゾーン構造」があります。
仰向きにだけ寝る人はフラット構造でも良いですが、横向きにも寝る人はゾーン構造を選ぶのがおすすめ。
腰痛対策:センターハード構造(ゾーン構造)を選ぶ
「ゾーン構造」とは、使用する素材を変えたり、切り込みを変えたりすることで、マットレスの各場所の硬さを調節している構造。(別名:3ゾーン、センターハード、5ゾーン、7ゾーンなど)
身体で一番重いお尻の沈み込みを防ぐため寝返りがしやすく、肩部分は沈みやすくなっているため横向きに寝やすい。
肩こり対策:2層構造を選ぶ
「2層構造」は複数の素材を重ね合わせて、各素材のメリットをいいとこ取りした構造。上層が低反発、下層が高反発の組み合わせが多い。
これにより、低反発の体圧分散と高反発の寝返りのしやすさの良いとこ取りが可能。
ちなみにポケットコイル・ボンネルコイルはすべて2層構造。コイルだけでの構造ではなく、コイル層の上に低反発や高反発ウレタンを使用しているためです。
- 上層:低反発、下層:高反発
- 上層:ウレタン系、下層:スプリング
- 上層:凹凸ウレタン、下層:高反発
表層をデコボコにして体圧分散を向上した「凹凸構造」の場合もあります。デコボコが適度に沈み包まれる寝心地。デコボコが空気の通り道となるため、通気性も改善。(別名:プロファイル加工、凹凸加工、波形加工)
通気性対策:ファイバー素材・オープンセル構造を選ぶ
寝汗をよくかく、暑がりという方は、「ファイバー素材」または「オープンセル構造」のマットレスを選びましょう。特に通気性対策したい場合は「ファイバー素材」がおすすめ。
コンパクトさ重視:三つ折り構造を選ぶ
朝起きたら片付けたい、リビングでお昼寝したい、来客用で持っておきたい、という方は折りたたみマットレスを選びましょう。三つ折り構造が主流です。
失敗したくない:返金保証付きを選ぶ
マットレス選びで失敗したくない、じっくり試してから購入を検討したい方は「返金保証付き」のマットレスを選びましょう。
信頼重視:日本製を選ぶ
海外企業だとサポートが不安、不良品だったときが怖い、口コミが偽装されているものを避けたい、という方は、日本企業の日本製のマットレスを選ぶのがおすすめ。
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